プロ野球選手にも、5月病はあるのか?

プロ野球選手にも、5月病はあるのか?

全国の野球を愛するファンの皆さま、こんにちわ。井端弘和です。

このたび、自分の誕生日の5月12日にサイトを立ち上げることにしました。

プロ野球を掘り下げていくことはもちろん、野球少年をお持ちの父兄の皆さまに向けたボクなりのアドバイスなど、野球を愛する皆さまに少しでもお役に立てるような情報を随時掲載していきたいと思っています。

その第1回目はプロ野球選手にも、5月病はあるのか?」というテーマです。

過去最大の10連休というGW。

通常モードの生活にまだ体が慣れない方々もいるのではないでしょうか。

ただ野球選手にとってここは仕事の真っただ中。

今季もセ・リーグは12連戦が組まれるなど、熱戦が展開されました。

本題に戻ると「プロ野球選手の5月病」は、浅田真央さんの言葉を借りれば「ハーフハーフ」ということになると思います。

5月病になる選手もいれば、ならない選手もいるということです。

では、その分岐点は何か。

穴の少ない打者、弱点の少ない打者は5月病には陥る心配がなく、その逆は精神的に落ち込む状態になるということです。

5月というのは、リーグ内の対戦カードの3度目が終わりにさしかかる時期。

プロの世界では先乗りスコアラーが細かいデータを収集し、開幕から5月までの対戦である程度の傾向が出ます。

開幕から好調を維持する打者には当然マークも厳しくなり、徹底して弱点を攻められていくわけです。

たとえるなら、巨人・坂本のように、速球も変化球も、内外角も高低に対しても大きな穴のない打者というのは、開幕から好調を維持すると5月は鬼に金棒です。

投手は長打は避けようと警戒して厳しいコースを狙う。

こういう状況になると、打者にとって好循環が生まれるのです。投手が四隅を狙うあまりボールが先行→打者有利のカウントになる→四球が増える→打率が下がらない。この一連の流れです。

 逆に変化球に弱いという傾向が出た打者には5月に徹底して変化球を投げられ、ストライクゾーンで勝負されるから四球も選べない。凡打を繰り返して、おのずと打率を落としてしまう。深みにはまる選手も少なくないのです。

ボクが現役のころは4月はあくまで手探りの状態で、5月突入すると「いたちごっこのスタートだな」という位置付けでした。

相手も一定のデータを収集し、こちらも投手の傾向を把握。

シーズンを通した駆け引きが本格化するからです。この駆け引きを感じることができてこそ、レギュラーとしては一人前。逆に5月に数字を落としていき、深みにはまるようでは真のレギュラーとはいえません。

そんな着眼点でプロ野球を楽しむのもひとつの方法ではないでしょうか。

今日はこの辺で。それでは、また。